参加募集中!1/29(日)「M-GTA妥当性/信頼性向上の極意」(「全8回シリーズ M-GTAの極意―諸質的研究法との比較から」最終回)

1月もあとわずか、まだまだ寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて、今月末は、いよいよ2022年度SIM研修会「全8回シリーズ M-GTAの極意―諸質的研究法との比較から」の最終回「M-GTA妥当性/信頼性向上の極意」です。毎回「わかりやすい!」と大人気の慶應義塾大学 樫尾直樹先生からメッセージを頂戴しています。

さて、これまで、この全8回シリーズ では、概論に始まり、分析テーマ、インタビュー方法、概念化、カテゴリー化、結果図、ストーリーライン、というM-GTAの方法的基本について学んできました。

 最終回では、これまでの知識と技術をふまえて、そこからさらにM-GTAの質的研究法としてのキレを上げるために、その妥当性と信頼性の向上の方法について学びます。

 まずM-GTAの方法を最初からおさらいした後、その方法論的妥当性や課題について確認して、それを克服するためのトライアンギュレーションやマルチ・混合研究法など、妥当性と信頼性を高める具体的な方法について説明します。

 研究にこれで良しという終わりはありませんが、可能な限りその精度を上げていくことはできます。そのための最重要ポイントを一挙公開します。最終回です。ふるってご参加ください。

研修会冒頭で、これまでの内容(分析テーマ、概念化、カテゴリー化、結果図、ストーリーラインの全過程)をレビューします。これまでご参加いただいていない方も、M-GTA全体を概観できる構成となっております。2022年度最後の研修会です。ぜひお申し込みお待ちしております。

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ここのところ、ブログ更新が滞ってしまい、申し訳ありません。私自身も家族も体調を崩したり、仕事では早くも新年度に向けての準備など、公私ともにバタバタと忙しない毎日でした。特に、身内が夜に酷い腹痛を訴えた際には、救急車は5時間待ち、夜間緊急外来はどこも断られ、その過程では、「朝まで待って、かかりつけ医に行った方が良い」と助言をもらい、途方に暮れてしまいました。よく「おちおち病気になれない」という声を耳にしますが、本当にその通りで、コロナ前の当たり前が今や当たり前ではないことに驚かされました。でも、そんな大変なときでも、緊急外来の対応の悪さを目の当たりにしたときには、「戈木先生のワークブックの概念生成の例に似ている」などと、余計なことを考えている自分が居て、自分に呆れてしまいました。

ところで、皆さまは、今年の目標はもうお決めになられたでしょうか。私は、今年は執筆は一旦休んで、あらためて基本的な部分から学び直そうと思っています。昨年度~今年度と、樫尾直樹先生の研修会に参加するなかで、正しい分析方法を学ぶことが出来たことで、これまでの自身の分析方法がいかに自己満足な解釈で進めていたのかと気付かされました。先日も、投稿した論文の初校が戻ってきたのですが、時間をおいて客観的に読んでみると、分析だけではなく、表現がまどろっこしくて主訴がわかりにくかったり、自己嫌悪に陥るには十分でした。雑に、先に進むのではなく、まずは地盤づくりをしっかりとした上で、もう少し内容の濃いものを書いていきたいです(文:山本)。