「M-GTAカテゴリー化の極意―ライフストーリー、あるいは類型論との比較から」(10/30「全8回シリーズ M-GTAの極意―諸質的研究法との比較から」)
紅葉もこれから、という時期ですが、朝晩の冷え込みが厳しい今日この頃です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。いよいよ今週末は、今年度のSIM研修会「全8回シリーズ M-GTAの極意―諸質的研究法との比較から」の5回目「M-GTAカテゴリー化の極意―ライフストーリー、あるいは類型論との比較から」です。講師は、毎回大人気の慶應義塾大学文学部准教授 樫尾直樹先生です。アンケートでは、「具体的で大変分かりやすかった」「理解できた」といったわかりやすい・理解しやすいといった回答のほか、「参加する度に理解が深まっていきます」「昨年に引き続き受講して、少しづつ理解が深まっているように感じております」という、これまで以上に理解が進んだという回答が多いです。本日は、樫尾先生から、皆さまへのメッセージをお届けします。お申し込みはまだ間に合います。ぜひご参加ください。
<樫尾先生からのメッセージ10/25>
概念化、カテゴリー生成、結果図は、テキストデータの縮約(抽象化)の一貫した手続きです。たしかに概念化は、その縮約の第一歩としてたいへん重要です。
しかし、概念化はカテゴリー生成、結果図というそれに続く分析過程で、再検討を強いられる場合があるので、やはり、同じひとつの縮約過程の中でカテゴリー化および結果図とセットで俯瞰的全体的に眺めることが大切です。
今回、中心的主題的に取り上げるカテゴリー生成は、縮約過程の真ん中の作業です。この意味で、カテゴリー生成は、概念の再検討と結果図の作成という分析過程の中間なので、一連の縮約過程全体の要の役割を果たします。
分析テーマのプロセスの構造を、トランスクリプト(スクリプト)をもっともよく理解し、析出するためには、このカテゴリー化と、それを中心として縮約過程を点検、構築することが、ある意味で、M-GTAという方法が成功するか否かの分かれ目となります。
当日は、この点に配慮しながら、チュートリアルにレクチャーしていきますので、みなさん、ふるってご参加ください。
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