「もしや」という可能性を検討して欲しい
こんばんは。すっかり涼しいを通り越して、寒いぐらいの陽気ですね。もともと、敏感肌のせいで、こう、急激に寒くなると、肌のトラブルが急激に増えるので困ります。以前から悩んでいた肌トラブルも、ネットで調べてみると、これまで病院で処方されていた薬は「良くない」という意見もあったり、外国では一般的に処方されている薬が、ようやく保険対象になった、等々色々な情報が入ってきました。
で、ふと思うわけです。これって、研究と同じプロセス???と。
肌トラブル(=お困りごと)に対して、色々と調べてみる(=先行研究)、それで「こんな可能性はどうだろう?」とディスカッション(=学会のポスター発表)って、研究みたいだなぁと思いました。研究と違うのは、「こんな可能性はどうだろう?」というディスカッションを病院で行うと、たいていの場合は、先生が「最近ね、ネットで調べてくる患者さん多いけど、それ、効かないんですよ」とでも言わんばかりの表情で、「一般的」と言われている治療から脱皮しないことです。「もしや」という可能性を否定します。私の肌トラブルは、5カ所の皮膚科に行きましたが、どこでも、「今通われている先生と同じ治療を支持します」と言われました。全然よくならないどころか、悪化する一方にもかかわらずです。ところが、今年になって、その(私が相談した5カ所の皮膚科でも推奨していた)治療方法は、適切ではないと、論文に掲載されました。ほらー!!!!言ったじゃないか!!!と思いつつ、なぜ、病院の先生は(たまたま、私が遭遇した先生方だけかもしれませんが)、多くの場合で新しい可能性を検討しないのだろうかと、残念な気持ちになりました。現場の「お困りごと」に対して、「もしや」という可能性を、ぜひ、検討し、社会実装に繋げていってほしいと思います。
さて、今月末は、いよいよ今年度の樫尾直樹先生の研修会「全8回シリーズ M-GTAの極意―諸質的研究法との比較から」の第5回目です。詳細・お申し込みはこちらから。
来月以降のスケジュールは次の通りです。(お申し込み開始前です)
2022年11月27日(日) 6回目 M―GTA結果図の極意
2022年12月18日 (日) 7回目 M―GTAストーリーラインの極意
2023年1月29日(日)8回目 M―GTA妥当性/信頼性向上の極意
