実際にやってみることの大切さ

M-GTA社会実装研究会(SIM)の山本です。今年度初めて入会した学会のポスター発表に申し込みをしていたのですが、な、なんと、査読で「要修正」となってしまいました💦。これまで、ポスター発表では、抄録をまとめるのが大変なものの、特にリジェクトされることは無かったので、正直びっくりしてしまいました。字数制限があるなかで、省略したところが、「根拠が足りない」など、わー、稚拙な文章をしっかり見ていただいていて、本当にありがたいやら、恥ずかしいやら、です。修正を求められたこともあり、今一度分析からやり直してみました。テキストマイニングは、昨年も何回かチャレンジしていたのですが、今回は、樫尾先生の講座を受けてからの分析です。樫尾先生の手順を拝見していると、とにかく「丁寧」に尽きると思います。データを丁寧にクレンジングしたり、KWICコンコーダンス機能で文脈を確認したり、調整してみたり、を繰り返していくなかで、これまで気付かなかったことが出てきたりして、とても楽しかったです。来月は、M-GTAで執筆したものを、リバイスする予定です。こちらも、「なんちゃってM-GTA」にならないように、樫尾先生の講座を思い出しながら、丁寧に丁寧に分析してみることで、新たな視点が得られるのではないかと期待しています。

さて、今月末も、SIM研修会「M-GTA分析テーマの極意―研究テーマと分析テーマに関する構成主義―」が開催されます。M-GTAでは、分析テーマの設定をし、その主体を分析焦点者として、データから概念を生成していきます。分析テーマの設定が、分析に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。ぜひ、今一度、じっくりと極意を学んでいきませんか。詳細・お申し込みは、「研修会・イベント」ページから。

お写真:ハリーさん