穀雨を迎え

M-GTA社会実装研究会(SIM)理事の山本です。ここ数か月、ブログの更新が滞ってしまい、本当に申し訳ありません。各学会の大会に向け、論文要旨の提出期限がGW明けに集中しているため、気持ちばかり焦っています。

さて、本日のタイトル「穀雨」とは、穀物の成長を助ける雨のことだそうです。二十四節気のひとつで、4月20日頃から5月4日頃になります。ちょうど、大会発表に向けて、データ収集~データクレンジング~分析、と繰り返し、悶々と作業をしている今の状態のようです。一方で、この穀雨の時期は、雨の冷えで体調を崩しやすい時期でもありますので、皆さまご自愛ください。

一番、力を入れている学会の総会では、 グラウンデッド・セオリー・アプローチ(戈木先生版)で分析したものを提出予定です。これは、M-GTAとGTA、それぞれで分析してみた上での選択です。昨年度のSIM研修会で、樫尾直樹先生がご教授下さった「比較質的研究法論」を受講したことで、M-GTAありきではなく、何を明らかにしたいのか、どうしていきたいのか、と本当に素直な気持ちでデータに向き合って、決めました(笑)。樫尾先生は研修会のなかで、様々な質的研究法で実際に分析されていました。それがどれだけすごいことなのか、労力的なことだけでなく、より皆さんにわかりやすく、という想いで公開してくださったことも含め、大変恐縮しております。自分が取り組んでみたことで、改めて、樫尾先生の比較質的研究法論を受講できたことは、本当に幸せなことだと実感しました。

さて、今年度の研修会も、そろそろ皆さまにご報告できると思います。今しばらくお待ちください(文:山本)。