Extending our warm wishes to you this holiday season!

こんにちは。M-GTA社会実装研究会(SIM)理事の山本です。早いもので、今年も残すところあと僅かとなりました。皆さまにおかれましては、師走を迎え、お忙しい毎日をお過ごしのことと存じますが、どうかご自愛ください。

今年の3月31日、「一粒万倍日(何倍にも成長して大きな利益をもたらす日)と天赦日(天がすべてを赦す最上の吉日)、さらに寅の日(はじまりに最適)が重なる2021年最強の日」に、M-GTA社会実装研究会(SIM)は発足しました。「M-GTA研究の成果を社会実装することによって、ヒューマンサービスに携わる人たちを直接的かつ実効的に支援し、研究で社会に貢献すること」を目標に、樫尾先生をはじめ、大勢の方たちにお力を貸していただき、支えていただきながら、この10か月進んでまいりました。勉強会で、会員の皆さまの問題意識に触れるたびに、皆さまの研究がただの発表に留まらず、いつか現場で実践できたとしたら、なんて素敵な世の中になるのだろう、とワクワクしっぱなしの10か月間でした。研修会では、 慶應義塾大学文学部准教授 樫尾直樹先生から色々なことを教えていただき、研究の可能性が広がるのを感じました。教えていただく過程では、先生のお人柄、研究に対する姿勢にも触れることができました。

研究をしていく上では、時間的な制約や「他の分析方法を知らない」などの理由から、「論文にすること」が目標になってしまって、分析方法ありきで分析してしまっていないでしょうか。せっかくの問題意識をより社会実装につなげていくためには、多様な分析方法を理解した上で、より自身の研究に合ったものを選んでいくことの大切さを、樫尾先生に教えていただきました。樫尾先生のもとで、様々な分析方法の基礎を学んだことで、少なくとも私の研究は、やっとスタートラインに立ったと思っていま・・いえ、正直申しますと、先生から教えていただいたことを、今一度自身で反芻することで、ようやくスタートライン、かなと思っています。

いよいよ、明年は、皆さまの問題意識をより明確化できる、つまり、より社会実装できる、より多くの人たちの役に立てるような研究に向け、学びを深め、発表できますように、引き続き一緒に学ばせていただきたいと思っています。

こうして皆さまにご挨拶出来ますことを、大変嬉しく思っております。皆さま方にとって、来年もこれまで以上に素晴らしい年になりますよう、またお会いをすることを楽しみにしています。(文:山本)

Photo: Harry!