目的と手段
こんにちは。M-GTA社会実装研究会(SIM)理事の山本です。本日のタイトル「目的と手段」。これは、先日の第4回SIM勉強会で、ある部会の部長さんがおっしゃっていた言葉です。「目的と手段」、とてもシンプルで大事ですよね。おお、私も同じこと言おうと思っていました!と思いながら拝聴しておりました。
実は、先日、チラッと携わっている研究会で、報告書が出来たので見て欲しいという依頼がありました。拝見していくと、研究の目的のところが、ボヤっとしているんです。意味が伝わりにくいと言いますか、結局何が言いたいの?という感じです。これは、「目的と手段」が逆になっているように思いました。
自身の研究のテーマが、この研究法に合っているのか?これまで「比較質的研究法論4回シリーズ」を通して学んできましたね。でも、そもそもの「目的と手段」という部分がごちゃごちゃしたままだと、つまり、現状と課題を明らかにすることが目的なのか、調査が目的なのか、サービスの活用促進につなげることが目的なのか、という部分が取り違い、あるいは並列のままで捉えていると、どの研究法を用いても、「あれ?」という結果になってしまうのではないでしょうか。そんなことをふと思った勉強会でした。
シルバーウィーク後半です。もし、迷われている方がいましたら、「目的と手段」、自分がやりたいことは何か、そのための手段は何か、という基本的な視点から今一度見てみることや、そうした自身の問題意識がちゃんと言語化されているのか、表現的に適切なのか、を振り返ってみると、意外と答えはシンプルかもしれません。(文・山本)
