問題意識を明確化する理由(8/7勉強会ご案内)

いよいよ7月も終わりですね。来週は第3回SIM勉強会です。まだお申し込みで無い方、ぜひご興味ありましたらご参加ご検討いただければと思います。

グラウンデッドセオリーアプローチは、特にヒューマンサービス領域の現場で社会相互作用的にサービスが提供されるなかで、問題となっているところに対して、研究内容を実践の場で活かすことが可能な理論です。特に、M-GTAでは、「問いである分析テーマについてコンパクトに体系化された理論の生成を目的」としています。そのなかで、「分析テーマのなかに社会的相互作用に関する視点を入れる」といったインタラクティブ性を大事にしています。理論のための理論ではなく、現場での実践を目標とするうえで、「誰が何を目的にその研究を行うのか」をしっかりと明確化することは、非常に重要です。今回の勉強会では、会員の方にご自分の研究についてご紹介いただきながら、そうした問題意識の明確化を一緒に目指していきます。

ご参加にはお申し込みが必要です。会員の方限定、参加は無料です。詳細・お申し込みはこちらから。

余談ですが、昨日、1回目のワクチン接種を受けました。腕の重み(腕が上に上がりません)と発熱の副反応状態で、このブログを書いています。関東3県は来週から緊急事態宣言発令とのこと、なかなか思うように外出もままならない状況が続きますが、もしご都合がつきましたら、本日ご紹介しました8/7の勉強会、月末8/29はお馴染みの樫尾直樹先生の「比較質的研究法論【PART3】」と、オンラインでの開催ですので、ご参加いただければ幸いです。(文:山本)

引用文献

木下康仁(2020)『定本M-GTA-実践の理論化をめざす質的研究方法論』医学書院, p.69, p80

ワクチン接種した病院のお花です。いつも素敵なお写真をご提供下さるHarryさんのようには撮れず・・汗

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