現象の構造とプロセスを明らかにする~グラウンデッド・セオリー・アプローチ~M-GTAとの違いは?

M-GTA社会実装研究会(SIM)理事の山本です。本日のブログのテーマ「現象の構造とプロセスを明らかにする」上では、どういう分析方法が適切なのでしょうか。データから概念を抽出し、概念同士を関連付けようとする方法(戈木、2016,p.2)であるグラウンデッド・セオリー・アプローチと、M-GTAはどう違うのでしょうか。ご自分の言葉で説明ができますか?

7/18(日)の「比較質的研究法論ー自分に合った研究法とは?ー【PART2】<GTA、テキストマイニング、エスノグラフィー編>」では、いよいよグラウンデッド・セオリー・アプローチが登場します。very productiveな内容です。そのため、「違いはどこなのか」のレベルで参加するのでは、なかなか吸収しきれないです。また、修論の中間発表時などに「なぜM-GTAなのか」と問われても、グラウンデッド・セオリー・アプローチと修正版との違いを理解していない限りは、納得させうる説明ができません。ぜひ、研修会ご参加前に、ご自分で木下先生のご高著『定本M-GTA 実践の理論家をめざす質的研究方法論』や『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践―質的研究への誘い』などを、グラウンデッド・セオリー・アプローチについては、戈木先生の『グラウンデッド・セオリー・アプローチ改訂版 理論を生み出すまで』「グラウンデッド・セオリー・アプローチ概論」などをお読みいただければと思います。

7/18(日)の「比較質的研究法論ー自分に合った研究法とは?ー【PART2】<GTA、テキストマイニング、エスノグラフィー編>」の詳細につきましては、こちらをご覧ください。皆さまのご参加をお待ちしております。

Photo: Harry

引用文献

戈木クレイグヒル滋子(2016)『グラウンデッド・セオリー・アプローチ改訂版 理論を生み出すまで』新曜社

参考文献

木下康仁(2020)『定本M-GTA-実践の理論化をめざす質的研究方法論』医学書院

木下康仁(2003)『グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践―質的研究への誘い』弘文堂

戈木クレイグヒル滋子(2014)「グラウンデッド・セオリー・アプローチ概論」, Keio SFC Journal Vol.14, №1, 慶應義塾大学湘南藤沢学会