【予告】第2回SIM研修会(6/27)


本日のブログでは,6月27日(日)に開催予定の「第2回SIM研修会」の内容を,少しだけ(予告的に)お伝えしたいと思います。

昨日,SIM会員専用の交流サイト(会員の皆様には5/19臨時発行予定のメールマガジンでも再度お知らせ予定です)では,会員の方から「M-GTAとGTAはどのような違いがあるのでしょうか?」という質問が挙がっていました。
そうですよね。みなさん,M-GTAを用いて研究を進めていく中で,この点はどの程度クリアになっているのでしょうか。

そもそも,研究テーマと研究方法の関係からいうと,「はじめにテーマありき」であって,決して「方法ありき」ではありません。つまり,M-GTAという研究方法が面白そうだからとか,M-GTAだったら論文として通りやすいだろうといった単純な理由ではなく,あくまでも「自分の研究テーマに合った方法を採用する」ことが重要なわけです。具体的にいうと,少ない要因間の関連の有無や,現象の頻度あるいは分布をつかむといった量的研究に対して,質的研究が得意とするのはどのような問い(テーマ)であるのか,自分の研究にはどのような質的研究法が適切なのか,といった検討を必ず行う必要があるのです。

こうした疑問を解消するために,6月に開催するSIM研修会では,さまざまな質的研究法を比較し,自分の研究テーマに沿った研究法を探索するためのエッセンスを丸ごとお伝えします。


さあ,それでは予告です。
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6/27(日)第2回SIM研修会
タイトル「比較質的研究法論ー自分に合った研究法は何かー」

  • ここでの課題 ー「研究法は,目的と対象と資料によって決まる」
  • 新・質的研究法マッピング
    ①従来の整理方法とその問題点
    ②新・質的研究法マッピングとその利点
  • 事例研究 ー宗教研究の場合ー
  • 演習
    ①自分の研究の目的,対象,資料を明確にする
    ②自分に合った研究法を探索して決める

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詳細は近日中にお知らせいたします。
ご興味のある方は,ぜひ日程を空けてお待ちくださいね。(文:廣田)